店長のくつろぎブログ
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新茶へのカウントダウン

早いもので今日で2月も終わり。
そして今年の新茶へも、刻々とカウントダウンが始まっています。

2月4日の立春から数え88日目が新茶の摘み頃とされ、「5月2日の八十八夜」が茶業界の記念日のような感じですが、実際は温暖化の影響もあり年々早くなっています。
昨年はなんと、早いところは4月の中旬に摘み始めたところも!

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今年はどうなるのでしょう?
先日も茶農家さんに訪ねたり、関係者と話す機会がありましたが、大方の予想は昨年より少し遅れる、といった予想。

記録的な冷え込みもあり、この時期に今日のように晴れると準備を進める農家さんもいれば、もう一度ぐらい寒さが来るはず・・!と構える方もおり。
こればかりは自然相手ですし、逆にこの「気候を読む」のも茶業者の仕事と言えます。

春はもうすぐ。
当店も美味しい新茶をお届けできるよう、いろんな準備に取り掛かりたいと思います。

みやざき茶のPR活動

宮崎県茶業青年団というものに所属しており、その活動として「ソフトバンクホークスキャンプ」内でのみやざき茶のPR振る舞いに行ってきました。
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2月の各週末土日と祝日に、団員で交代しながら行いました。
福岡を中心に県外からのお客様も多く、連日賑わっていました!

毎年恒例といったこともあり、馴染みのお客様も増えてきました。
「これも楽しみに来てるのよ!」とまとめ買いされる方も。ありがたいことです。

しかし、大多数の県外の方に「みやざきってお茶が採れるんだ?」と言われる方がほとんど。
全国4位の生産量を誇りながら、知名度は低い。
お茶に限らず、PR不足は宮崎の悪いところですね。。

もっと積極的かつ有効的に、PRをしていかねば。
みやざき茶全体の底上げとなると、我々お茶屋さんはもちろん、農家や行政も一体となった強力な取り組みが必須。
今後も、微力ながら尽力したいと思います。

非・日常茶飯事

先日、地元・都城で開かれたイベント「神柱ピクニック」に出店参加してきました。
神柱ピクニックのHPはこちら。
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今年で5回目を迎えるこのイベントは、「冬の都城を盛り上げよう!」と地元の若手有志が手作りで始めたイベント。
ハンドメイドなどの雑貨ブースを中心に、地元の飲食店やグルメも巻き込み、いまや3万人近い来場者を迎えるイベントになっています。

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開始前から待ちきれないお客さんの行列!

特筆すべきなのは、やはりコンセプト。
出店条件として、エコなどの環境への配慮や店舗の景観などに細かい事項が実はあり、それが客層や全体の清潔感・健康的・そしてオシャレでかわいいといった雰囲気を作り出し、年を追うごとに人気を高めているのだと思います。

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当店も毎回、親しい雑貨屋「SONNE」さんと共同出店させていただいてます。
いつもオシャレでどこかほっとする雰囲気作りは、とても参考になるし新しい刺激をもらえています。

またこういった店構えにする事で、いつもとは全く接点がない若年層のお客様とも多く出会えます。
そして驚くのは、みなさん「お茶を有料で飲む」という事にまったく抵抗がない事。
ペットボトルより量が少なく、200円と高いですが、逆に新鮮さ・価値を感じてもらえているようです。

友人に「友達だから買ってくれるんだろうけど、本当は高いと思わない?」と聞くと、

「全然!美味しいし、抵抗ない。逆にこういう時だから飲めるものだしね。」

とのこと。
つまり「日常茶飯事」とは逆の「非日常な飲み物」なんですね。。
急須離れという危機感と同時に、これもまたニッチなニーズ、チャンスだと前向きに捉えなければいけないな・・と感じた一日でもありました。

総会シーズン

宮崎のお茶の総会
1月末~2月頭にかけて、お茶の関係団体の総会が多く開かれます。
ここ数日で日本茶インストラクター協会(アドバイザーですが)宮崎県支部、宮崎県茶業青年団、宮崎県茶商連合会(お茶屋さんの組合)に参加。

以前は意味もよくわからず参加していましたが、今ではその大切さに気付かされます。
正直、あまりこういったグループに所属するのは性に合わないと思っていますが、今は先輩・後輩にも恵まれ、知識・情報を得たり、何かしらお茶に貢献ができれば・・という思いもあります。

個人では成し得ない、団体だからこそ出来る事もあります。
ともすると形式的なつまらない活動に成りかねませんが、厳しいご時世のなか変化も多く、やり甲斐につながり楽しかったりします。

ふだんは商売相手・ライバル関係でもありながら、時には知恵を出し合い、協力し、共通の目的に向かっていく。
その中で良き先輩や好敵手に出会え、自分の成長につながる。
本当に私は、人に恵まれているなぁ・・そう再認識したこの数日でした。

萬古焼(万古焼)紀行・その2

前回の続き。
急須問屋さんの後は、作家の山本広巳さんのご自宅にお邪魔させていただきました。
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山本さんは急須の本を出版されるなど、業界でも著名な方。
また有名デパートやギャラリーでも個展をされるような方なのですが、とても気さくに、そして深いお話をたくさんしてくださいました。

その素晴らしいお話と作品の数々には、ため息しか出ず・・
本当に夢のような、貴重なお時間をいただきました。
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気の遠くなる様な時間を経て造られてきた土を採取し「急須」という形にし、これを使って「お茶」を淹れて味わうことにより全てが報われる。
私にとっての「土」は、夢を育てる「土」そのものでもある。
山本様HPより)

長い時間と多大な労力を要し出来上がる作品のうち、本当に満足いくものはその中のたった「2割(平均)」なのだそうです。

今はとてもおこがましくて「欲しい」とは思えませんが、いつかふさわしい持ち手になりたい。
また行きたい場所、会いたい人が増えた、充実の四日市の旅でした。

萬古焼(万古焼)紀行・その1

先日の四日市に行った際、ご紹介をいただいて万古焼(萬古焼)の急須屋さんや作家さんにも伺わせていただきました。
万古焼1
お茶屋としてふだん当たり前に使っている急須ですが、お話を聞くに連れて知らなかったことがあまりにも多い事に気づかされました。
教えていただくと同時に、疑問や質問が溢れ出すように出てきて、その答えをいただくとさらにまた・・

我々の無知に対し、とても詳しく、そして熱を持ってお話をしてくださいました。
万古焼2
たくさんある急須の中でも、一番興味を持ったのはこれ。
昭和30年代、石炭と蒔きのみで焼いていた時代のもの。
現代のガスによる安定した製作と違い、湿度や気候にも大きく影響されながら作られたであろうその作品には、言葉にはできない重みがありました。

また最近作られている万古焼は、この付近の土では作られていないとの事。
四日市コンビナートの埋め立て時に、それまで焼き物に使っていた地元の土はほとんど使われてしまい、ないのだそうです。
そういった意味でも、まさに本物。

万古焼3
こちらもその頃の作品。
当時は「彫り専門」の職人さんが数多く存在し、その作風も様々だったそうです。
その美しく繊細なデザインに、ため息しかでませんでした・・

まだまだ見たい物、聞きたいことを残したまま時間がきてしまったので、また必ず、伺いたいと思います。
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